概要
プログラム的にオブジェクトをフロントパネルへ追加します。
詳細
LabVIEWでは、実行中に制御器や表示器を新規に追加する機能が備わっていません。
代替方法として、サブVIのフロントパネルを各オブジェクトに見立てて使用します。
メイン側のVI "Main.vi"よりサブVIをコールすることで、
擬似的に、プログラム的なオブジェクトの追加を実現しています。
Main.vi >> メイン側VI。サブVIをコールすることで、プログラム的にオブジェクトを配置します
Graph_Call.vi >> サブVI。グラフのみが配置されている。
※更新として、こちらのリンクを参考にしてマウスからFPを移動できるようにしました!
『Position Front Panel with Mouse Drag』
positionFPonMouseDown.vi >> FPをマウスから移動するためのサブVI。
実装・実行方法
特別な操作なくそのまま動作確認が可能です。
実行前に呼び出すファイルを指定しておいてください。
「ADD」ボタンを押すたびに新規にグラフ表示器が表示され、
プロパティノードからプロパティを変更できます。
必要なもの
ソフトウェア
・LabVIEW 2012以降
投稿されているサンプルではサブVIのフロントパネルがそのまま表示され、
「サブVIをコールしてるんだなー」という状況がまるわかりです。
より「制御器や表示器をプログラム的においている!」感がわかるようにしたければ、
例えばサブVIの実行時のフロントパネル環境をVIプロパティから変えてみるのはいかがでしょう?
VIプロパティ - LabVIEW 2012ヘルプ - National Instruments
http://zone.ni.com/reference/ja-XX/help/371361J-0112/lvprop/vi_p/
実行ボタンを非表示にしたりすることで、もっと制御器をおいている感が出るかと思います!!
この変更についてはこちらのサンプルもご参考いただけるかと!
使えるLabVIEWテクニック フロントパネルの外観を変更
上記の変更に加えて、さらに
右クリック >> 制御器を選択(サブVIを選択)
みたいな感じにすると、もっと「制御器や表示器をプログラム的においている!」感がでますよ
Create Custom Run-Time Shortcut Menus for LabVIEW Front Panel Objects - National Instruments http://www.ni.com/white-paper/3171/en/